第28回定期大会が終了し、2024年度が始まりました!

【第28回定期大会を開催!】

8月24日(土)、アートホテル日暮里ラングウッドにて、中央労金労組第28回定期大会を開催しました。冒頭、源波執行委員長より挨拶の後、全労金の深見中央執行委員長、連合東京の斉藤会長、全労済労組関東支部の朝日支部執行委員長、中央労金の杉浦理事長よりご挨拶をいただきました。第1号議案 2023年度活動報告、第3号議案 2024年度運動方針(案)、第2号議案 2023年度財政報告および会計監査報告、第4号議案 2024年度予算(案)、の順に提案、審議を行いました。代議員より、議案を補強する観点から3件発言がありました。全議案とも、賛成多数で承認されました。また青年委員会の活動報告の後、昨年度に引き続き、「レッドカードアクション(児童労働撲滅)」の取り組みを出席の全組合員で執り行いました。最後に役員全員で全労金の歌を合唱し、源波執行委員長による団結ガンバローで締めくくりました。新役員体制のもと2024年度の労働組合活動を力強くすすめていきますので新年度も引き続きよろしくお願いいたします!

2024年度執行部

第28回定期大会_委員長あいさつ

第28回定期大会_団結ガンバロー

【令和6年能登半島地震 連合救援ボランティア 第10クール活動報告⑤(5/31)】

 31日(金)いよいよ活動も最終日、午前中は全労金2人・全印刷2人・サービス連合4人の8名で依頼のあったお宅へ訪問。
 具体的な作業は、津波の影響で散乱している漂流物(ゴミや流木等)の回収と分別でした。昨日と同様、沿岸部の地域は津波の影響による漂流物が大量にあるものの、震災ゴミの仮置き場では回収できない状況であり、少しでも早くきれいに元の生活ができるよう1つ1つを仕分け、その後の処分がしやすいように作業しました。
 昼食を挟み、最後の作業として珠洲班全員で家から出た大量のブロックを仮置き場に搬送する作業に取り組みました。1つ1つがそれなりの重さのブロックを土嚢袋にのせる作業で汗だくとなりながら、1週間ともに活動した団結力を発揮し活動しました。
(※家主が不在であり、写真が撮れないので作業風景の写真はありません)
 31日午後の作業をもって1週間の活動が終了し、夕食は連合救援ボランティア第10クールの解団式が催され、珠洲班・輪島班のメンバーと活動期間の苦労を分かち合いました。輪島班は仮設住宅に物資を運んだり、地震の影響により自宅内部の散乱した荷物の整理を行ったりと珠洲班とは違った大変さがあったようです。また、産別の役員も多く参加していたので、産別の視点から労金に対する意見もいただきました。
 6月1日(土)に金沢から東京に戻り、第10クールの活動は終了しました。
 参加した感想として、金沢駅に到着したときは、震災の影響を感じませんでしたが、活動を行った珠洲市では斜め傾いている電柱、道路でマンホールだけが隆起している道、斜めに傾いている家や完全に倒壊しているにもかかわらず手付かずになっている家屋も相当数あり、地震の被害の大きさと復旧・復興がなかなか進んでいない現状を目の当たりにしました。
 そうした厳しい現状があるなか、ボランティア活動の依頼主からは、私たちに食べ物や飲み物を準備頂いたり、作業で汚れるだろうと靴下をいただいたり、他の班では手作りのお弁当までいただいたところもあり、珠洲の人たちの強さとあたたかさを感じながら、日に日にもっと復興の力になりたいといった気持ちが強くなりつつ活動ができました。
 こうした活動を報告を通じて現地の状況を知ってもらい、現地の復旧・復興はまだまだ道半ばであり、もっと多くの支援が必要であることを知っていただき、自分達ができることを考え、1人ひとりが少しでも行動を起こしていただければと思います。
 また、今回のボランティア活動を通じて、労働組合の連帯感、団結力、組織力の強さを改めて実感しました。出会って間もない状況でもお互いが主体的に行動し、意見を出し合いながら何年も一緒に活動してきたチームのようにボランティア活動ができました。このことは、まさに社会的な役割発揮を実践している労働組合の組織力・団結力の強さであり、この力はもっと多くの人の助けや支えとなるのだと感じました。そして、その一員として自分達が取り組みできることが嬉しく、労働組合役員としての誇りを改めて感じすることができました。
 2日(日)から第11クールで新潟労組副委員長と北陸労組書記長へバトンを繋ぎます!がんばろう能登!
全労金Facebookには今後の活動の様子も掲載されますので、是非チェックしてください!

【令和6年能登半島地震 連合救援ボランティア 第10クール活動報告④(5/30)】

30日(木)午前中は、珠洲班全員(全労金2・全印刷2・サービス連合4・UAゼンセン7)15名で依頼のあったお宅へ訪問しました。具体的な作業は、①津波の影響で散乱している漂流物(ゴミや流木等)の回収と分別、②水路の土砂の除去作業、午後は全労金の2人で家屋から出た瓦やカベ材を仮置き場に持ち込む作業をして4日目は終了しました。
 ボランティアセンターに戻り、事務局の人の話をしていると、
「被災者も震災前のように仕事に出勤している人が増えている。それに伴いボランティア依頼も平日より休日の対応を要望する案件が増加しているが、休日はボランティアの参加者が多いため対応できる。一方で、平日の案件に対してはボランティアへの参加者が少なくなる傾向があり、連合さんのように平日大人数で対応いただけることは大変助かっている」といった言葉をいただきました。
 昼食をとったすずなりの道の駅では社会福祉協議会が救援物資の配布を実施しており、復旧・復興に向けた支援はまだまだ必要であることを再認識しました。
 本日31日(金)が最終日となります。怪我のないよう最後まで被災者に寄り添った活動をしていきます!

【令和6年能登半島地震 連合救援ボランティア 第10クール活動報告③(5/29)】

 29日(水)は28日のような雨ではなく、曇り空にたまに日差しができる過ごしやすい天気でスタートしました。
 珠洲班8名(全労金2・全印刷2・サービス連合4名)で軽トラック4台に分乗し、依頼のあったお宅へ訪問しました。今回の依頼は、依頼者の敷地内、および、隣地の田んぼに津波で流れ着いた漂流物の分別、および、軽トラックで仮置き場へ搬送する作業でした。
 しかし、漂流物はプラスチック等が多く、災害ゴミとして仮置き場(災害ゴミを集めている場所)へ持ち込みができないため木くず等の持ち込みのできるゴミのみ軽トラックで持ち込みを行い、持ち込みできないゴミは分別して通常のゴミとして処分できるように仕分けを行いました。
 家主からは「津波の影響で漂流物がたくさん流れ着いた。処分できないものはどうすればいいのか、自分の所有物ではないが何とかしてもらえないのか」との話しもありましたが、自分達にはどうすることもできない状況に歯がゆさを感じ、国や自治体からの支援の必要性を感じました。
 また、家主から避難当時の話もあり「学校に避難した際は、床に引くものはあったもののとても冷たくしんどかった」といった報道等ではなかなかわからない被災者の話を聞き、いかに避難生活がつらいものであったのかを痛感しました。
 午後の作業は、家族で自宅から運び出したタンスや棚、陶器を分別し、仮置き場へ搬送する依頼への対応でした。休憩中に家主と話をした際「免許がなくて、搬送することに困っていた。仮置き場へ搬送していただき大変助かった」「家は壊さなければならないが、年金生活ではもう1軒家は建てられないが、自分が育った珠洲で好きだし、これからも生活したい」との話があり、どう言葉をかけていいか言葉が見つかりませんでした。
 30日はこのクールで一番気温が高くなる予定ですが、ケガに気を付けつつ残り2日間、頑張ります!
※ボランティア活動の写真は、依頼主に活動の様子を撮影すること、および、SNSで発信する許可を得ています。

【令和6年能登半島地震 連合救援ボランティア 第10クール活動報告(5/28)】

 28日(火)も雨夜模様で肌寒いなかではありましたが、7:00に七尾市の宿(ベースキャンプ)を出発しました。
 珠洲班15名(全労金2・全印刷2・サービス連合4・UAゼンセン7)全員で軽トラック6台、1tトラック1台に分乗し、依頼のあったお宅へ訪問しました。訪問先では、地震の影響で使用できない家財(タンス・机・ベット・布団・毛布・流し台)を自宅から運び出し、仮置き場まで搬送して処分するや、地震の影響で歪んで使えなくなった戸を外す作業を行いました。
 朝から雨が降っていたため、自宅に上がり家財を運び出しや解体をするチームと外で軽トラックにのせるチームに分かれて作業を行いました。終日雨での作業で、タンス等かなり重たいものも多くありましたが班のメンバー全員が主体的に意見を出し、声を掛け合いながらスムーズに作業を進められたことは、連合組織の連帯を感じることができました。
 軽トラックで仮置き場に荷物を運ぶ道中では、斜め傾いている電柱が続く道、道路でマンホールだけが隆起している道、家が崩れで大きく車道まで建物の建材がはみ出している道もあり、被害の大きさをまざまざと感じました。
 ボランティア終了後、家主さんからは「皆さんのおかげで家の整理ができました。少しずつこれからも頑張っていきます。本当にありがとうございました」と何度も何度も感謝の言葉をいただきました。
 残り3日間、自分たちができることをしっかり活動してきます!

【令和6年能登半島地震 連合救援ボランティア 第10クール活動報告】

 連合が主催している令和6年能登半島地震連合救援ボランティア第10クールに中央労組から福永書記長、四国労組の岩﨑副委員長の2人で参加しています。
 26日(日)の七尾市の宿(ベースキャンプ)に到着後、オリエンテーションが実施され、全労金2名は珠洲班を担当することとなりました。
 珠洲班は15名体制で、全印刷2名、サービス連合4名、UAゼンセン7名、全労金2名の構成です。夕食では、結団式・懇親会が開催され、芳野会長をはじめ、他単組の仲間との交流を図りました。
 27日(月)から本格的にボランティア活動がスタート、七尾市からバスで2時間かけて珠洲市のボランティアセンターへ到着。オリエンテーション後、2班にわかれて活動を開始しました。
 全労金は、全印刷2名、サービス連合4名と一緒に軽トラ4台で依頼のあったお宅へ訪問し、地震で倒れて壊れたり、雨漏りでダメになった家財道具自宅から搬出、軽トラックに載せて近隣の仮資材置き場へ運搬する作業に取り組みました。
 珠洲市へ向かう道路は、地震で隆起やひび割れている箇所もあり、珠洲市に近づくにつれて傾いた家、屋根にブルーシートがかけられた家、さらには、完全に潰れてしまっている家屋も多くありました。今にも倒れそうな建物もまだまだ残っており、報道はされていませんが、想像以上に復興にはまだ道半ばであり、さらなる時間や人手等の支援が必要であると強く感じました。
(被災地の写真があれば鮮明に状況がお伝えできますが、住民の方への配慮や、ボランティアセンターからの指示もあり撮影を控えています、ご容赦ください)
 28日(火)は雨の予報も出ていますが、被災者に寄り添った活動に努めます!

沖縄平和行動2日目(5/18)

沖縄平和行動2日目は、「5.15平和行進」でした。
宜野湾市役所を出発し、普天間基地に沿って進み約7.5キロを行進しました。
「雨以外降らない空を」「軍事基地はいらない」など、おのおの平和への思いを手書きしたビブスを着け歩きました。そして「5.15平和とくらしを守る県民大会」に参加しました。大会では平和行進団報告がされ、団長より平和行進に対する熱い想いが語られました。

沖縄平和行動1日目(5/17)

沖縄平和行動初日は、①基調提起、②戦争体験者講話、③基地問題講話、でした。
②沖縄県観光ボランティアガイド友の会の玉木氏を講師に招き、「10歳の女の子が体験した戦争の悲惨さと沖縄地上戦、今を生きる人たちに伝えたいこと」をテーマに講話を拝聴しました。講話のなかで語られた、「知らなければ何も始まらない」「如何なる状況かでも命を大切に」「生きてさえいれば人間は何でもできる」という言葉が印象的でした。
③普天間バプテスト教会牧師(緑ヶ丘保育園園長)の神谷氏から「なんでおそらからおちてくるの?『緑ヶ丘保育園・米軍ヘリ落下物事故を受けて』」をテーマに講話を受け、当時の状況をリアルに伝えていただき沖縄における米軍基地問題について考えさせられる内容でした。
今後も平和行動に関する情報を発信していきます。

【熊本地震から8年】つながりを大切に

観測史上初めて2度の最大震度7に襲われ、熊本県内で震災関連死を含め、270人以上が命を落とした熊本地震の発生から8年が経過しました。
このうち、長引く避難所生活などの影響で時間がたってから亡くなる「災害関連死」は200人を上回り、犠牲者の8割にのぼりました。
被災者の方々が口をそろえて言うのは、「被災を通じて感じるのは、『人とのつながり』」でした。労働組合としてできることは何か、「人とのつながり」を通じて震災を風化させないことはもちろん、万一が発生したときにも「人とのつながり」を活かしてあらゆる物事に対応していくこともできると思います。
地震大国・日本ではどこでも同じような地震が起こり得ます。きちんと心の備えや物の備えもしながら、すべて自分ごととして捉えて行動できるように備えていきましょう。

東日本大震災から13年

「私たちにできること」
多くの人々が犠牲となった東日本大震災から13年が経過します。
現在もなお、2.9万人の人々が避難生活を余儀なくされています(令和6年3月1日復興庁発表「全国の避難者数」令和6年2月1日時点)。
中央労金労組では、これまで「南相馬ボランティア」「福島応援セット」「全労金連帯カンパ」の取り組みを行ってきました。
2023年度運動方針では、「震災から復興・再生に向けた取り組み」を掲げています。毎年カンパ取り組み等も実施していますが、本当に全員が取り組みに参画できていたでしょうか。
「私たちにできること」は何か。一人ひとりが物事を自分事として捉え、何ができるか、何をやらなければならないのか考えてみましょう。