５月１１〜１４日に開催された「５．１５沖縄平和行動」に、中央労金労組１１名が代表団として参加しました。（参加者〜つくば支部：齋藤隆博さん、宇都宮支部:向田聡史さん、高崎支部:野口由香梨さん、さいたま支部：成田彩子さん、銚子支部:中村直樹さん、池袋支部:風間真琴さん、杉田支部：岩切晃治さん、南アルプス支部：小林俊彦さん、本部第１支部：井上陽子さん、中央執行委員会代表：安藤中執、櫻井書記次長）

この平和行動は、沖縄労金労組の声掛けに対し、全労金を中心に全国の労金労組が平和を守る取り組みとして、毎年開催されています。

今年は全国の労金労組から合計６７名が参加しました。

【１日目】

まずは、今回の平和行動のメイン会場である沖縄レインボーホテルにて前段集会が開催され、沖縄労金労組の與那委員長・沖縄労金の大城理事長より挨拶いただいた後、沖縄労金労組青年部の賀数部長より基調提起がされました。
その後、ひめゆり学徒隊として沖縄戦を実際に体験された宮城喜久子さんから、当時まだ１０代後半の彼女が実際に体験した、想像を絶する当時の状況について講演をいただきました。
宮城さんの講演に続いて、沖縄戦で実際に起こった事実を映画化した「ＧＡＭＡ−月桃の花」という映画を鑑賞しました。
講演と映画鑑賞の後は、全国の代表団と夕食をとりながら自己紹介を行った後、懇親を深めました。

メイン会場に集合した後、基地・戦跡視察に出発しました。嘉数高地を訪れ、沖縄戦の米軍上陸地点と嘉手納基地の全景を見学した後、糸数へ移動。糸数壕（アブチラガマ）を見学しました。

午後は平和行進（西コース）に合流し、兼久運動公園〜北谷球場前ひろばまでの約７キロを、シュプレヒコールをしながら行進しました。

北谷球場前ひろばでは「5.15平和とくらしを守る県民大会」に参加し、米軍基地の早期撤退・平和憲法を守ることを確認しました。

【３日目】

昨日と同じくメイン会場に集合した後、ひめゆり平和記念資料館〜平和祈念公園〜平和祈念資料館を見学しました。

ひめゆり平和記念資料館には、戦時下に「ひめゆり学徒隊」として動員され亡くなった女学生全員の写真や、生き残った方々の証言ビデオや文章などが展示されていました。平和祈念公園では、沖縄戦で亡くなられたすべての方々の名前を、国籍を問わず刻んだ「平和の礎」を見学しました。そして平和祈念資料館は、戦時中の沖縄の凄惨な状況を、写真や映像・展示物で伝えていました。

午後からは、嘉手納基地包囲行動に参加しました。平和を願う参加者がお互いに手を取って「人間の鎖」となって基地を包囲し、基地の早期撤退の声を挙げました。

最後にメイン会場で総括集会が開催され、各単組の代表から平和行動に参加しての感想を報告した後、全労金石田委員長より今回のまとめとして「私たちは、今回の平和行動で学習したことを私たちだけのものにするのではなく、参加できなかった職場の組合員にも広げていかなければならない」ことを確認して終了しました。