2006年9月3日(日)
全労金「ナガサキ平和行動」に参加しました。

 2006年8月7日(月)から9日(水)に全労金ナガサキ平和行動が開催され、中央労金労組から生天目さん(日立支部)、高瀬さん(矢板支部)、神村さん(高崎東支部)、千葉さん(千葉支部)、堀江さん(目黒支部)、長谷川さん(杉田支部)、労組本部より石井副委員長が参加しました。また、全国の労金労組の仲間13単組76名が参加しました。
全労金の主催ではありましたが、地元九州労組と長崎支部のみなさんには大変お世話になりました。
 平和行動の様子について団長を務めた石井副委員長より報告します。

1日目「被爆61年核兵器廃絶2006平和ナガサキ大会」に出席
 8月7日、「被爆61年核兵器廃絶2006平和ナガサキ大会」が長崎県立総合体育館で開催され、全国からおよそ3,500名が集まりました。
 集会では、被爆者が体験を語りながら被爆者を認定しない国の対応などを訴えたり、ピースメッセージとして連帯する「平和ヒロシマ代表団」からの報告を受けました。その他、高校生平和大使から取組みの報告・決意表明と、市民による被爆者の詩の朗読劇が上演されました。高校生平和大使からは、全国の高校生に呼びかけた「高校生1万人署名活動」をはじめとする様々な高校生、大学生の活動が広がっていることや、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に1万人署名名簿を手渡し、核兵器廃絶を訴えるスピーチを行うことが報告された。2006年高校生平和大使には、地元長崎県の他、東京・神奈川の高校生も選ばれているが、長崎県の高校生を中心とした若者の平和に対する真剣な熱い思いが伝わってきました。
 その後、宿泊先のホテルに戻り、夕食を兼ねた交流会が開催され、全国の仲間と交流を深めました。
今回平和行動に参加する7名のメンバー
前列左より、堀江さん・千葉さん・生天目さん、
後列左より、高瀬さん・神村さん・石井副委員長・長谷川さん
羽田空港での出発の様子「行ってきます」
「がんばってきま〜す」
2006平和ナガサキ大会の会場へ向かう参加者 講演を真剣に聴く中央労金労組のメンバー
会場には全国各地から多くの人が集まっていました 「核兵器廃絶2006平和ナガサキ大会」の様子

2日目 フィールドワーク「岡まさはる記念長崎平和資料館」「原爆資料館」「平和公園」などを回りました。

 8月8日、「岡まさはる記念長崎平和資料館」は、日本の過去の加害行為と、戦後の無責任性を明らかにし、日本政府に真摯な謝罪と補償の実現を求めることをめざして長崎市に設立されました。また、行政や企業からの補助金等は一切無く、市民が企画・運営をしています。
 この資料館は、日本の加害責任・戦後補償問題に焦点を絞ったものであり、朝鮮・中国人の強制連行、強制労働・酷使、虐待・虐殺、従軍慰安婦・朝鮮人被爆者等、こうした「負」の事実を伝えることと、侵略された人々の痛みを知ることを視点に展示されています。
 広島・長崎の原爆資料館や、沖縄の平和記念館は、被害者の視点での資料館であり、他にも全国各地には被害者の立場で戦争の悲惨さを伝えるものがあります。この資料館のように日本が行ったことを視点としたものは少なく、太平洋戦争に至った経過を追いながら、日本がアジアを中心に行った「負」について、衝撃的な展示品・写真を含めながら伝えています。世界で唯一の被爆国として、核兵器廃絶や戦争反対を訴えることと、加害者としても過去を反省することも大切であると感じました。
 午後はビデオ学習「ナガサキの少年少女たち」と講話「原点を求めて〜被爆者は今」を聞きました。平和公園では、各職場で取組みをしてもらった折鶴を、代表派遣団全員で平和祈念式典会場に献納しました。また、夕食交流会では、別会場にて平和集会を開催している労済労連を交えて交流を図りました。
会場の出口では募金活動が行われていました
「募金をする生天目さん」
フィールドワークで
「岡まさはる記念長崎平和資料館」を訪れました
日本がアジアで行ったことについて説明がされていました 展示されている資料を真剣に目を通す石井副委員長
折り鶴を献納する中央労金労組のメンバー

3日目、原水禁・長崎まとめ集会、非核平和行進に参加

 8月9日、平和行動の最終日となりました。1日目と同じ会場で行われる「原水禁・長崎まとめ集会」に参加しました後、爆心地を示す標柱がある原爆中心地公園まで非核平和行進に参加しました。原爆投下の11時2分、原爆で亡くなった人達の冥福を祈り参加者全員で黙祷しました。
 閉会集会では、中央労金労組を代表して高瀬さんが感想などを発表し、参加者一人ひとりが今回学んだことを職場や地域に伝え、戦争や核兵器のない、平和な世界をつくっていくことを確認しました。

石井団長から一言・・・
 職場代表を派遣いただいた支部の皆さん、ご協力いただきありがとうございました。また、平和行動に参加した職場代表の皆さん、お疲れさまでした。皆さんのご協力でスムーズな運営ができました。ありがとうございました。

今回の取り組みを通じて改めて感じたこと・・・・
ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ヒバクシャ。
世界から戦争と核兵器を無くさなければいけない。
夕食交流会の様子 中央労金労組参加者を代表してあいさつする石井団長
原水禁・非核平和行進に参加しました「ちょっと休憩中」 平和の像の前で記念写真
「二度と戦争が起こらない世界になりますように」
「日焼け対策は万全!」 原爆投下時刻をする参加者
閉会集会で感想発表をする高瀬さん 最後に、戦争のない平和な世界をつくるため、
団結頑張ろう!
ちょっとだけブレイク。長崎といえば、ちゃんぽんです。
「チャンポンミュージアムにある四海楼」のちゃんぽん、さすがに地元、美味しかった